ブッダの名言⑧
【第8回目】
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執着しているものは、いずれ失う
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今回は、ちょっと難しい話です。
ゆっくり解説していきますね。
まず、
「執着」について辞書で調べると、
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一つのことに心をとらわれて、
そこから離れられないこと。
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と書かれています。
これに当てはまる多くの人が
執着するものは何でしょうか?
・お金
・子供
・異性
などがあります。
さらに詳しく見てみましょう。
「異性」を例に考えてみますね。
今、あなたに大好きな人がいるとします。
(実は、この「大好き」という時点で、
心がとらわれているので、
すでに執着が始まっています)
さらに、
運よく両思いで、
お互い大好きだとしましょう。
とても幸せなことですよね。
でも、この気持ちが
この先、死ぬまで続くことがないことは、
少し恋愛経験がある人は分かるはずです。
そもそも、男性と女性という時点で、
脳の使い方が違います。
もともとの考え方が違うんです。
これを踏まえて、
「大好き」を続けるためには、
・自分と違う部分
・自分が納得できない部分
を受け止めないといけません。
これができずに、
「自分の思い通りにしたい」
と思い始めると、執着・束縛が強くなります。
※この「思い通りにしたい」というのは、
自覚なくやってしまう人がほとんどなので
注意が必要です。
好きだからこそ一緒に居られない時に、
相手が何をしているか気になるものです。
だから、時々なら連絡もするでしょう。
でも、いつも、
相手がどこで何をしているのか?
が気になって、毎日、毎時間、つねに
確認するような人は、執着が強い証拠です。
ほかにも、
相手が何を考えているのかを
ずっと考え続けてしまったり、
相手が思い通りにならなくて
イライラし始めたり、
これらは完全に執着です。
人は、縛られ過ぎると気分が悪くなります。
そして、だんだん相手が鬱陶しくなって、
最後は別れるハメに…
さらに、どうしても別れたくない人は、
ストーカーになったりします。
ここまで来ると行き過ぎですよね。
もはや犯罪。
こうなると結局、色んなものを失います。
これは、お金、子供も同じ。
お金は、お金を失う恐れや
もっと増やそうとする欲を持っていると、
その恐れや欲望が詐欺やトラブルを招きます。
子供は、いずれ大人になるのに、
いつまでも自分の思い通りに
しようとすると、親から逃げていきます。
執着が強すぎると必ず失う事になるんです。
さらに、ブッダは、
「諸行無常」
という言葉を残されています。
これは、
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全てのものは時間の推移(すいい)によって
生滅(しょうめつ)変化し、常なることはない
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という意味で、
この世の真理を説き明かした言葉です。
このことから、
全てのものは、いずれ失う事になる。
モノも人も心や感情も同じです。
なのに、執着するから苦しくなる。
さらに、ここに執着が加わると失う時間を
早めることになります。
その理由は、
先ほどの例をみれば分かりますよね?
執着すればするほど、
離れて、失くなるんです。
では、どんな生き方をすればいいのか?
それは、一言でいえば、
『来るもの拒まず、去るもの追わず』
です。
この気持ちで毎日を過ごす事ができれば、
心穏やかに過ごせます。
それと同時に、自分にとって必要なものが
必要なタイミングでやってくる事が
分かるようになりますよ。
ぜひ、マスターしてみてくださいね☆
ついてる! ついてる! つきまくり~!!