そっとしておくのも愛です。
誰か困ってそうな人がいたら、
「助けてあげなきゃ!」って思わない?
これって特に、
女性の方が強い傾向なんだけど、
つい何とかしなきゃって、
思っちゃうんだよね。
「心配…」
「かわいそう…」
「何とかしてあげたい…」
こんなふうに考えちゃう。
もっと言うと、
「助けないと自分が非情だと思われる」
「自分が困った時にも助けてもらいたい」
こんなふうに思う人もいるかもしれないね。
この気持ちは、よ〜く分かるよ。
でもね、
なんでもかんでも、
「心配だから…」
「かわいそうだから…」
「何とかしてあげたい…」って、
あれこれ口出しちゃったり、
何でもかんでも手助けしちゃうのは
よくないこともあるんだよ。
たとえば、
それが子どもだったら、
自分で考えて行動するチャンスを
奪ってしまうこともある。
相手が大人なら、
助けを求められてないのに
口を出したり、助けようとすると、
「余計なお世話」って思われることもある。
親しい人相手でも、
過剰な手助けをすると、
相手の自主性を無くしてしまうことがある。
発展途上国に寄付金を送りすぎて、
その国が寄付金頼りになって、
国がまったく発展しなくなった、
っていう例もあるんだよ。
お年寄りの方で元気な人って、
皆んな働いたり、
多くの人と関わったり、
何かしら自分で動いてる人だよね。
それを心配だからって
過保護にして、
動かなくていいようにすると、
一気に衰えていくのと一緒。
子育てもそうだよ。
子どもが小さいうちは心配で仕方ない。
靴紐を結ぶのだって、
モタモタしてたら、
「ほら、貸してごらん」って、
つい手を出したくなっちゃうよね。
だけど、
子どもが自分で出来るようになるまで、
温かく見守ることも大切なんだよ。
失敗したっていいじゃない。
自分でやり遂げた経験が、
子どもの心をグーンと成長させるんだから。
これは大人でも同じだよ。
部下を成長させたい上司も、
スポーツなんかの先輩後輩も同じ。
あれこれ手を貸すのも愛情だけど、
時には、相手を信じて、
じっと見守るのも深い愛情なんだ。
何でもかんでもやってあげると、
「やってくれるのが当たり前」
って思っちゃって、
その人のためにならないからね。
自分で考える力も
行動する力も、
逆境を跳ね返す力も
育たなくなっちゃうよ。
でも、だからって、
「もう知らない!」
って突き放すわけじゃないよ。
本当に困っていて、
助けを必要としているなら、
もちろん手を差し伸べてあげて。
でもね、
まずは自分で挑戦する姿を
見守ってあげよう!
「あなたならできる!」って、
心の中でそっと応援しながらね。
相手を信じるからこそ、
時には離れて見守ることも必要だよ。
どっしり構えていよう。
それが、相手の未来を明るく照らす、
深い愛情になるんだから♪
【あゆみ先生のまとめ】
相手を思いやる気持ちは
とっても大切。でもね、
過剰な手助けや口出しは、
相手の成長を妨げることがあるよ。
子どもや家族・親しい人、
部下や後輩など、
相手が自分で考えて行動できる
成長のチャンスを奪わないように、
時には見守ることも必要なんだ。
助けが必要なくらい困っている時には
手を差し伸べてあげて、
でも基本的には相手を信じて、
自分で挑戦する姿を見守ることが、
深い愛情につながるんだよ♪